2006年12月13日 UP
下水管の詰まる原因に配管の逆勾配があります。排水管には汚物がスムーズに流れていくように滑り台のように勾配が付いています。だから画像のように排水管に水がたまっているのは排水管が故障している状態です。こういう状態でトイレから汚物を流した場合、管の途中で汚物が止まってしまいます。木の根などの異物の場合は異物を除去すればとりあえず排水は流れますが、逆勾配などの構造上の異常の場合は排水管の工事が必要となります。
2006年12月2日 UP
中区のとある公園。
「集会所のトイレが詰まって下水があふれ出しているので修理してほしい。」とご依頼を頂きました。到着後下水管の詰まり除去工具や高圧洗浄機を使用してなんとか汚水は流れていきましたが、水が引いていった後、下水の詰まりの原因が見えてきました。
詰まりの原因は木の根。排水管の中に木の根が進入しています。手である程度は除去しましたが、下水管のかなり奥まで根が侵入しているのか引っ張っても根っこが出てきません。どうやら地中の管のどこかから根が管内に侵入している様です。
地面を掘って見ると、排水管の継ぎ手の隙間から1本の太い根が管に進入しているのが分かりました。管を切断すると中には木の根がぎっしり入っていました。ここから根が進入していたため、根っこが管に引っかかり、排水マスの側から根を除去できませんでした。
排水管から出てきた木の根。原因となっていた1本の根を除去するとずるずると出てきました。集会所のトイレであまり使用していなかったらしいのですが、これではトイレが流れるわけがありません。木の根は排水管の漏水部分や隙間から水や養分を求めて進入してきます。
原因部分をしっかり修理して工事完了です。一般家庭でも今回と同じように何メートルもの根が進入するケースもあります。排水管の近くに植え込みをしているご家庭は注意が必要です。
2006年11月23日 UP
「下水が詰まってしまって排水マスが水でいっぱいになっているんですけど」とご依頼を頂きました。家の排水には下水の合流部分や曲りの部分に鉄や樹脂、又はコンクリートでできた丸いフタが付いている部分が排水マスです。その中でも家の一番最後についているマスを最終マスと呼びます。
「以前にも最終マスが詰まったことがあったんです」と言うお客様のご指摘どおり最終マスで汚物が流れずに堆積していました。
詰まりを除去した後、下水の詰まりの原因が見つかりました。上の穴がトイレの排水。左が台所、浴室などの排水、下の穴が下水本管につながる排水管ですが、トイレ側のコンクリート製の排水路が途中で壊れて穴が開いています。これでは正常に排水ができずここで汚物が詰まってしまいます。
排水管が本来の位置から下にずれています。これが詰まりの原因です。ここを修理しないと詰まりがすぐに再発してしまいます。
幸いにも排水管の勾配が取れそうな状況でしたので既存のコンクリートの薄くなった部分を一度除去し、排水溝を再生していきます。しっかりと補修することで下水の詰まりと排水管の沈下の再発を防止します。
排水管の沈下が見られたため、管内検査カメラを使用して排水管内に水溜りなどないか検査して無事作業終了です。
2006年11月6日 UP
江田島市で汲み取り式トイレを水洗トイレにしてほしいとご依頼がありました。広島県内でも都市部を少し離れると、まだまだ汲み取りの地域がたくさんあります。
トイレから発生する悪臭が無くなり、快適になりました。やはりトイレは清潔が一番ですね。
2006年9月10日 UP
厨房の排水のつまり。お店の人が自分で直そうとずいぶん苦労されていたようです。直径がソフトボールくらいの排水管が油脂などで一杯に詰まってしまいますので飲食店の詰まりを除去するのは結構大変な作業です。
作業開始からおよそ30分前後で作業終了。詰まりも解消してすっきりしました。