2006年12月16日 UP
「床のほうから水が漏れてくるけどどこから水が漏れてくるのか分からない。」水道管から漏水していれば、水道を使っていないの水道メーターが回りますが、水漏れの水量によっては水道メーターがほとんど回らない場合があります。画像はお湯の管。材質は銅でできています。この銅管が古くなると思わぬところから水漏れを起こしたりします。
漏水部分を発見するため銅管の周りの被覆樹脂をカッターで切除しました。漏水の原因発見。銅管の直線部分に針で開けたようなほんの小さな穴から水が噴出しています。これがピンホールと呼ばれる現象です。地中や建物の壁の中の配管の場合発見はなかなか困難です。
2006年11月21日 UP
ウォシュレットを交換するのは割りと簡単ですが、水源が井戸水や河川などのご家庭は注意が必要です。
止水栓の根元から床に向かって青い水漏れのようなシミが出来ています。金具の金属成分が溶け出した証拠です。給水管が折れやすくなっているので水圧がかかったまま触るのは大変危険です。
管が折れないように慎重に作業しましたが約2回転ほどで、簡単に管が折れてしまいました。こういう状態になると少し面倒です。水道管側のネジを除去してやらないと新しい止水栓を取り付けることが出来ません。また、取り出しには特殊工具が必要だったり、水道管の交換が必要になる場合もあります。
お父さんのDIYのために、自分で出来る折れた止水栓の取り出し方を紹介しておきましょう。画像は塩ビの水道管を斜めに切った物。この斜めの部分を折れた管に食い込ませて取り出します。
これを折れた管に押し付けて左に回します。塩ビ管の切断面と、折れた管の切断面が互いにきれいなうちが勝負です。これで取れない場合はプロに頼んだほうが良いでしょう。
左に回すこと2~3回転。折れ残っていた管が出てきましたが、回りながらパラパラと崩れていきます。金属がボロボロでよく今まで折れなかったものです。こうして水道管側のねじ山も痛めず、折れた管がキレイに取り出せました。
管から出てきた止水栓のねじ山だった部分の残骸。壊れずに出てくる場合もあります。水道水は金属の表面に保護皮膜を形成するのですが井戸水ではこの保護皮膜が形成されにくいので金属成分が水に溶け出してしまいます。
止水栓についている新品の管。折ろうとしても折れるものではありません。でも、ねじ山の部分の肉厚が薄いので井戸水などで使用すると折れやすいのです。(肉厚が厚いタイプもあります)
新しい止水栓を取り付けました。ここまでくれば後の作業は簡単です。
2006年11月15日 UP
「車を数台止められる駐車場に水をまく蛇口が1ヶ所欲しい。」とのご依頼でした。安芸郡府中町で行った水道管を家の敷地内に引き込む工事の様子です。工事屋さん以外はあまり見ることのない作業なのでここで紹介しておきます。
図面から水道管の位置を割り出してアスファルトをカットしていきます。
掘り進んでいくこと約1.2m。ようやく水道管が現れました。
写真中央の黒い器具、分水栓(ぶんすいせん)と言う器具を水道管に取り付け管に穴を空けて水を取り出します。分水栓は水圧がかかったままでも水道管に穴を開ける工事ができるような仕組みになっています。
分水栓にパイプを取り付け宅地内に水道を引き込みます。宅地内までは地震が来てもパイプが破損しないような柔軟性のあるパイプを使用します。
左の丸いのが1次止水栓。上の白いのが水道メーターが入っているメータボックス。下の黒いのが散水栓の入っている散水栓ボックス。これで水道局の検査をうけて完成です。今回は簡単な工事を紹介させていただきましたが通常は引き続き宅地内の水道管工事を行います。
2006年11月10日 UP
画像の中央部分で鉄の水道管に小さな穴が開き、水が噴出しています。お家に住んでいるのは高齢な方で、水漏れを発見したのは家に立ち寄った娘さんだそうです。現地に到着すると「シュー」と割と大きな音を立てていたので故障している場所がすぐに発見できました。でも、お客様は「わたしゃ耳が悪いから、娘に言われるまでまったく気づかんかった。」そうです。
故障場所の切断面。30~40年の使用でもうボロボロです。
こちらは正常な管の切断面。上の画像の管がどのくらい痛んでいるのかよく分かります。
2006年11月8日 UP
早朝マンションの「天井から水が漏れてくる」と修理のご依頼がありました。画像ではよく分かりませんが、水漏れが起こった部屋はもう、水浸しでした。マンション等で起きた漏水は下の階に漏れることがほとんどです。修理をするには、水が漏れた上の階にいかなければなりません。水漏れが始まってしばらくして水が止まるのは排水の水漏れ。いつまでも水が出続けるのが水道管の水漏れ。深夜10時以降から朝にかけて毎日水が漏れるのは電気温水器からの水漏れ等、原因はさまざまです。過去にアルゼンチン蟻(廿日市で)を退治しようとキッチンの周りに水をまいて階下に漏水なんてこともありました。いずれも修理には上階の方のご協力が必要です。
2006年7月20日 UP
セキスイ化学の技術講習会に出席しました。水道管などを作っているメーカーの講習ですので、講習の内容は私達の仕事に大いに役立ちます。今回の講習内容は現在主流であるポリエチレン・ポリブデン管の水道管の性能・耐久性など。
2006年7月17日 UP
これも水道管破裂です。原因は水道管に接続しているポンプが故障し回転が止まらなくなり回転するポンプの摩擦熱で水が沸騰。水道管が熱で膨張したところにポンプの圧力がかかり破裂したようです。
こちらが修理後。本当に思いもよらない原因で水道管が破裂するものです。
2006年7月13日 UP
今日は暑かったですね、いよいよ夏が来たようです。水道トラブルは季節を問わず起こります。「水道管の破裂」と言うと冬場に起こりそうなトラブルですが、夏場でもこうしたトラブルは起こります。画像は水道管の老朽化により管に亀裂が入ったことによる水漏れ。