2006年12月10日 UP
「流しの下から水が出てくるんだけど、どこから漏れているのか分からないので調べてほしい。」と、調査のご依頼を頂きました。現場は築30年以上の古い建物。流し台もそれなりに年代物らしく何度か補修されて使用されている様子でした。流し台でよく水漏れの起こる排水栓、排水管の接続部分は異常なし。しかし画像の中央部分とその下の隅が不自然に湿っている。どうやら流し台の上からの水漏れのようです。
流し台の上を見ると蛇口の周りが水浸し。水を出してみるとハンドルの付け根や吐水口のパイプの付け根からじわじわ水が出てきました。流しの下が濡れている原因はこの蛇口のパッキンの水漏れです。
流し台の蛇口が付いているステンレスの横板部分と側面の板の接合が剥がれて隙間ができていました。蛇口から漏れ出した水がここから床にどんどん流れていきます。水漏れを止めるには蛇口と流し台の両方の修理が必要です。
水漏れの1次的な原因である蛇口のパッキンを交換した後、2次的な原因である流し台を補修します。これで修理は完了です。「修理に何万円もかかるのかと思って心配で今までなかなか業者さんを呼べなかったんです。」そろそろ交換が必要な蛇口と流し台ですが、簡単な修理で直って喜んで頂けました。
2006年12月9日 UP
台所流し排水栓の水漏れ修理のご依頼を頂きました。「今朝になって急に流しの下から水が出てきたんです。」水を流してみると排水管の継ぎ手の部分からポタポタ水が出てきました。この継ぎ手の部分には断面が三角形のパッキンがはいっていますがどうやらそのパッキンが劣化したようです。しかし修理をしようと分解したところちょうど良いサイズのパッキンがありませんでした。
同じサイズのパッキンが入手困難な場合、排水管の水漏れ部分の修理はパッキン交換の変わりに防水剤を使って補修することもできます。
2006年12月8日 UP
「お店の天井の配管から水が漏れるので急いで直してほしい。」給湯管(銅管)の水漏れ修理のご依頼を頂きました。現場に到着して故障箇所を確認。以前から何度も水漏れを起こしては補修していた様子でもう銅管がボロボロです。銅管の表面から水がじわじわにじみ出て、水滴がポタポタ止まらない状態。このまま放置しておくとだんだん勢いが強くなってきます。
営業中のお店の水を止めるわけにも行かないので同じように今回も故障部分を補修します。パイプについている黒い部品はと同じものを使い、漏水部分を挟み込んで止水します。でも1m足らずのパイプに今回で4箇所目の補修。そろそろ本格的な修理が必要ですね。
カテゴリー:11.水漏れ
2006年12月7日 UP
12月5日、広島市水道局で水道局指定給水装置工事事業者を対象とした講習会に出席しました。内容は「直結給水の拡大について」「広島市水道局指定給水装置工事事業者の概要について」。工事に関連する法令や規定等は変更することがありますのでこうした講習会に出席することは重要です。
カテゴリー:21.講習会
2006年12月4日 UP
「洗面所の排水管の周りが濡れている」とお電話を頂きました。現場に到着するまでは排水管の水漏れだと思っていましたが、どうやら止水栓からの水漏れだったようです。管の表面に青錆びが出ていますがこの程度であればパッキン交換で修理できます。時々、自分でパッキンを交換したけどうまくいかなくてお電話を頂くことがありますので止水栓周りのパッキン交換について紹介しておきます。
止水栓と蛇口をつなぐ給水管には2種類のパッキンが入っています。パッキンは正しく取り付けないと効果がありません。また、パッキンの取付面がしっかりしていないと一時的に水が止まってもすぐに漏水を起こす場合があります。
止水栓から出ている管には、両方につばのあるものと片方にしかつばのないものがあります。画像のようなつばの無い物は厚いほうのパッキンを管に差し込みます。このときパッキンとナットの間にプラスチックのワッシャーを忘れないようにしないとナットを締めた時、パッキンがねじれてしまいます。
給水管につばがあるほうに薄いほうのパッキンを取り付けます 。あとはナット手で締められる所まで締めたら工具を使ってまし締め。止水栓を開けて水漏れが起こらないのを確認したら終了です。簡単な事ですが水漏れの部位によって取り付けるパッキンが違いますのでDIYでやる場合よく確認しておくことが大事です。
2006年12月3日 UP
「蛇口が壊れたので、今付いている蛇口よりもう少し簡単なものに替えて欲しい。」お風呂場の蛇口交換のご依頼を頂きました。今付いている蛇口は定量止水水栓と言って、設定した一定量の水を出したら自動的に水が止まる蛇口。浴槽に水を溜めるのに非常に便利な蛇口です。しかし便利な分値段も一般的なタイプより高価です。こうした蛇口から2ハンドルのタイプや普通のサーモスタット式、シングルレバー式の蛇口に交換してもまったく問題はありません。
2006年12月2日 UP
中区のとある公園。
「集会所のトイレが詰まって下水があふれ出しているので修理してほしい。」とご依頼を頂きました。到着後下水管の詰まり除去工具や高圧洗浄機を使用してなんとか汚水は流れていきましたが、水が引いていった後、下水の詰まりの原因が見えてきました。
詰まりの原因は木の根。排水管の中に木の根が進入しています。手である程度は除去しましたが、下水管のかなり奥まで根が侵入しているのか引っ張っても根っこが出てきません。どうやら地中の管のどこかから根が管内に侵入している様です。
地面を掘って見ると、排水管の継ぎ手の隙間から1本の太い根が管に進入しているのが分かりました。管を切断すると中には木の根がぎっしり入っていました。ここから根が進入していたため、根っこが管に引っかかり、排水マスの側から根を除去できませんでした。
排水管から出てきた木の根。原因となっていた1本の根を除去するとずるずると出てきました。集会所のトイレであまり使用していなかったらしいのですが、これではトイレが流れるわけがありません。木の根は排水管の漏水部分や隙間から水や養分を求めて進入してきます。
原因部分をしっかり修理して工事完了です。一般家庭でも今回と同じように何メートルもの根が進入するケースもあります。排水管の近くに植え込みをしているご家庭は注意が必要です。
2006年12月1日 UP
トイレの水漏れ修理はパッキンの交換で簡単に直る場合と金具の寿命により器具の交換が必要な場合があります。メーカーから取替え用の便器も販売されていますが、トイレが古いからと言って必ずしも便器交換が必要なわけではありません。
止水栓の付け根からの水漏れ。パッキンが入っている部分からの水漏れではなくねじ山の部分から水漏れを起こしている場合は止水栓の交換が必要です。
タンクを便器に取り付けるボルトからの水漏れ。床がいつも濡れていたり便器と床の間から水漏れを起こすような症状はこうした場所からの水漏れが原因で起こることも多い。修理にはタンクを便器からはずさなければなりません。
レバーの回転部分が腐食して、レバーの戻りが悪い。こうなるとレバーと連結されているタンクのバルブが開いたままになり便器の中に向かってチョロチョロと水漏れを起こします。
陶器でできているタンクや便器を割らなければ、部品交換でタンクの機能を新品同様にすることもできます。部品点数も少ないので費用も蛇口交換程度です。20年以上使用しているような古いトイレでも、部品交換で今後もまだまだ使い続けることができます。
2006年11月30日 UP
「水漏れの修理後、水道の元栓を開けても水が出ない。」とお電話を頂きました。お客様が自分でウォシュレットを取付後、トイレの止水栓付近から水が噴出したので大慌てで水を止めたご様子でした。
水が出ない原因はこちらのハンドルが閉まったままでした。水道の元栓などは普段触らない場所なのでどう操作していいか分からない方もたくさんいらっしゃいます。室内で突然水が噴出すとパニックを起こしてしまいますので水道の元栓は普段からチェックしておきましょう。
カテゴリー:14.故障の原因
2006年11月29日 UP
お風呂の蛇口のパッキン交換のご依頼を頂きました。この様な蛇口のパッキンには、コマパッキン・水栓上部パッキン・変心管パッキン・パイプパッキンと4種類のパッキン付いています。そのためパッキン交換は水が漏れる場所によって交換するパッキンも変わってきます。また、蛇口の構造によってはオーリングと呼ばれるパッキンや、コマパッキンではないタイプのものもあります。
画像は吐水パイプ付け根のパイプパッキン。右が古いパッキン、左が新しいパッキン。取付には上下の方向があります。