2006年12月15日 UP
「別な業者さんに蛇口を付けてもらったんだけど蛇口がグラグラするんですよ。」蛇口の取り付け直しのご依頼を頂きました。蛇口は一度取り付けると次に交換するまでの10~20年間位ははずすことはありません。いいかげんな取付をしてしまうと、いつもグラグラしたり蛇口本体が左右に動いたり不快な状態が毎日続きます。
蛇口の付け根の座金の部分が壁から浮いています。この座金が壁に締めるだけでもグラつきは解消される場合もありますが、硬くて閉まりません。
蛇口をはずしてみると座金が回らない原因が分かりました。原因はシールテープの巻き過ぎ。シールテープとは蛇口の取付部分のねじ山に巻く防水テープです。蛇口の取付が上手く行かず取外した後、取付に失敗したシールテープを除去せずにその上からまたシールテープを巻いた結果、ネジからはみ出したシールテープが座金が締まるのを邪魔していたようです。
取り付けをやり直し座金をしっかり締めるとグラつきが解消されました。「以前の蛇口はグラグラしてなかったのにね。」面倒くさいと簡単な手間を省いたりするとせっかく蛇口を交換したのにかえって不快な状態になってしまいます。こんな簡単な蛇口でも正しく取り付けることが大切です。