2006年12月10日 UP
「流しの下から水が出てくるんだけど、どこから漏れているのか分からないので調べてほしい。」と、調査のご依頼を頂きました。現場は築30年以上の古い建物。流し台もそれなりに年代物らしく何度か補修されて使用されている様子でした。流し台でよく水漏れの起こる排水栓、排水管の接続部分は異常なし。しかし画像の中央部分とその下の隅が不自然に湿っている。どうやら流し台の上からの水漏れのようです。
流し台の上を見ると蛇口の周りが水浸し。水を出してみるとハンドルの付け根や吐水口のパイプの付け根からじわじわ水が出てきました。流しの下が濡れている原因はこの蛇口のパッキンの水漏れです。
流し台の蛇口が付いているステンレスの横板部分と側面の板の接合が剥がれて隙間ができていました。蛇口から漏れ出した水がここから床にどんどん流れていきます。水漏れを止めるには蛇口と流し台の両方の修理が必要です。
水漏れの1次的な原因である蛇口のパッキンを交換した後、2次的な原因である流し台を補修します。これで修理は完了です。「修理に何万円もかかるのかと思って心配で今までなかなか業者さんを呼べなかったんです。」そろそろ交換が必要な蛇口と流し台ですが、簡単な修理で直って喜んで頂けました。