2007年4月21日 UP
トイレのタンクが三角形のタイプの便器に多い「洗い落とし式便器」と呼ばれる便器。中の構造を見るために割ってみました。
便器の正面。トイレの詰まりを直そうとして「手を入れても奥まで届かない」そんな理由も便器の中がどんな構造になっているかを知れば納得です。
ここが便器底部。上の穴からきた水が、下の穴へぐるっとターンしてもう一度上に上がります。手が入るのはここが限界。タオルやオムツを流して詰まった場合はここで止まっている場合もあります。
底から見上げた画像。かなり上まで上がっています。手を突っ込んでも奥まで届かない訳です。
便器の排水路をターンした水がここから滝のように下に流れ落ちます。構造がシンプルな便器です。トイレの詰まりは一般的にここから先の便器の出口部分で起こります。便器の中はこんな風になっているので底に手が届かないのはもちろん、ハンガーや棒を差し込んで詰まりを解消するのはなかなか困難なのです。