2009年4月1日 UP
年度末から新年度にかけて指定工事店の講習会が各地で開催されました。各自治体で定期的に行われる講習会ですが、春に開催される地域が多いです。
同じ広島県でも地域によって工事の規則や周知する内容が違ったりします。
インターネットで県外の指定工事店が、「指定工事店」だからと、どこでも工事が行えるかのようにホームページに記載している業者がいるようです。
しかし、広島市の指定工事店でも、福山市の指定工事店でなければ福山市で工事を行うことは出来ません。
また、他社の資格を自社が保有しているかのように見せかけている業者もいるのでそうしたモラルの低い業者には注意が必要です。
こちらは福山市で行われた水道局の講習会。
指定工事店に給水工事に関する規則の周知徹底を行うことで、安全で安心できる給水装置工事を行うことを目的としています。
規則に違反したり不正な行為がある場合はもちろん、講習会に参加しないと指定を取り消されたり罰則を受ける場合があります。
広島県内の各市で開催されます。
こちらは尾道市の公共下水道排水設備指定工事店説明会の様子。
汲み取り式トイレや浄化槽を廃止して下水本管に接続する工事の資格を持っているのが、地域の「排水設備指定工事店」です。
下水道工事推進のための補助金制度の説明、水洗便所改造のための融資制度の説明や地域の規則の徹底が行われます。
県内各市でこうした講習会が開催され、地域によって内容も変わってきます。
広島市の講習会では最近、飲食店の付近の下水本管が頻繁に詰まることから、グリーストラップ設置の周知徹底が行われました。
数日前、排水管詰まりの修理にお伺いした飲食店の店長さんは「グリストラップ?ウチは撤去しちゃったよー」とおっしゃっていましたが駄目ですよ。
飲食店では、グリーストラップの設置が法令により義務付けられています。
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