【広島市中区】
貯水槽の満水警報が出たので見て欲しい
F号ボールタップF号ボールタップの故障
広島市中区のビルオーナーのお客様より
「貯水槽の満水警報が出たので見に行って欲しい」と修理のご依頼を頂きました。
以前から何度もご依頼頂いているお客様で
突然、満水警報が出たことでお困りでした。
![](https://www.302030.com/wp-content/uploads/2021/08/IMG_6643-340x255.jpg)
駆けつけて現地確認です
貯水槽満水の警報ランプが点灯していました。
オーナー様に「現地に着きました!」と、お電話をして
故障原因の調査開始です(^^)/
![](https://www.302030.com/wp-content/uploads/2021/08/IMG_6666b-340x255.jpg)
古い埋設型の貯水槽でした。
配管の途中にF号ボールタップが付いています。
F号ボールタップ(通称エフゴウ)とは定水位弁と言って貯水槽内の水位を一定に保つための部品です。
耳を澄ますと「スーッ」と管内に水が流れる音がしていました。
![](https://www.302030.com/wp-content/uploads/2021/08/IMG_6646-340x255.jpg)
貯水槽のフタを開けると
内部の白い浮き球が完全に水没していて
給水が止まらない状態になっていました。
白い浮き球はトイレタンクの中にあるボールタップと同じですが
F号ボールタップが付いている場合は
この白い浮きは「パイロットバルブ」と言って、F号の内部にある弁を開閉する働きをします。
![](https://www.302030.com/wp-content/uploads/2021/08/IMG_1330-340x255.jpg)
今回の満水状態を
横から見た図で説明すると
パイロットバルブが上がっても水が止まり切らず
貯水槽内に水がたまり続ける状態でした。
![](https://www.302030.com/wp-content/uploads/2021/08/IMG_1329-1-340x255.jpg)
正常な状態であればパイロットバルブ上がると
図のように浮きの下で水がとまります。
パイロットバルブが上がっても水が止まらない症状が出るのは
F号の故障です。
F号を分解して内部の部品をチェックします。
![](https://www.302030.com/wp-content/uploads/2021/08/IMG_6653a-340x255.jpg)
【故障の原因】
これはF号ボールタップ内部にあるピストンバルブです
F号を分解するとパッキンの側面が欠けていました。
パッキンが欠けているのが原因で水が止まり切らなかったようです。
![](https://www.302030.com/wp-content/uploads/2021/08/IMG_6655-340x255.jpg)
【修理中】
ピストンバルブを分解してパッキンを交換します。
サイズは40mm
2枚で上下一組の皮製のパッキンです。
![](https://www.302030.com/wp-content/uploads/2021/08/IMG_6661-340x255.jpg)
【部品交換後の動作確認】
ピストンバルブ交換後
貯水槽の水位を下げてF号が正常に動作するか確認しました。
浮きの上昇と共に水が止まり
制御盤の警告ランプも消え正常な状態を確認して作業完了です。
![](https://www.302030.com/wp-content/uploads/2021/08/IMG_6666a-340x255.jpg)
【作業・点検後の所見】
今回は貯水槽内部のパイロットバルブは正常に作動するのでそのまま使用しました。
矢印のパイロットバルブとF号をつなぐ配管が錆びで詰まった場合、今度は貯水槽に水が溜まらなくなります。
次回の貯水槽清掃の際に配管とパイロットバルブを交換した方が良いです。
【報告書を作成しております】
現地に立ち合いが出来ないビルオーナー様へは
お電話によるご説明と画像記録による報告書を作成しております。
初回のお客様や状況に応じてはお立合いが必要です。
お盆期間中でしたが在庫部品で早急な対応が出来ました。
お役に立てて幸いです。(^^)/
ご依頼ありがとうございました♪
instagram広島水道センター☚こちらもチェック
・・・・・・・・・・・・・・・
水道局指定工事店
排水設備工事指定店
排水管清掃業登録事業者です。
24時間受付・年中無休で対応
ご相談はお電話やメールでも承ります。
https://www.302030.com
水もれ・つまり・みずもれは
さんぜろ・にーぜろ・さんぜろ♪
広島水道センター
・・・・・・・・・・・・・・・